外で働かないマン

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外で働かないマン

新卒で入社した会社を半年で退職。第二新卒として働き出すも突然入院の事態から正社員登用見送りに。外で働かない、雇用関係を持たない働き方を模索してます。

【ADEM(急性散在性脳脊髄炎)】経験から症状と検査などをまとめておきます

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※2016年8月2日に一部加筆し、更新しました。

 

こんにちは。きゃんです。


アナリティクスを見ていると、ADEMの症状や検査についてキーワード検索されて私のブログにたどり着いた方がいらっしゃったので、ADEM疑いではありますが、私の当時の症状や検査などについてまとめておきます。

具体的な体験談はこちらに書いてます。

can1222.hatenablog.com

 

ADEM(急性散在性脳脊髄炎)って?

ADEMとは、ウイルス感染後やワクチン接種後に発症する脱随疾患です。発症率は、約10万人に2人ほどの疾患です。ADEMは、自己免疫系の脱随疾患と言われていて、免疫力が誤って自分の身体を攻撃してしまうことが原因ではないかと言われています。

(参照:急性散在性脳脊髄炎/ADEM/

 

症状は? 

頭痛・発熱・嘔吐・意識障害・痙攣、あるいは対麻痺(両下肢麻痺)などの運動障害が現れる。ステロイド剤などの投与により完全に回復することが多い。急性散在性脳脊髄炎

ADEM(アデム)とは - コトバンク

 

 私の場合、下記に箇条書きした順に症状がだんだんと重くなっていきました。

・呂律が回らなくなる
・舌が痺れる
・舌が重く、持ち上がらなくなる
・言語障害
・握力低下
・嚥下障害(唾などが飲み込めなくなる)
・意識障害

検査は?

検査は下記4つを行いました。
・MRI検査
・血液検査
・髄液検査(腰椎穿刺)
・脳波検査

 

私の場合は、MRI検査で大脳と小脳に白質病変が見られました。その他の検査結果は特段異常が見られませんでした。

ADEMには臨床診断学基準がなく、各検査結果から他疾患の可能性はないか鑑別していくことで、診断を下していくそうです。

治療法は?

私は、症状が重症の急性期であると判断され、ステロイドパルス療法を受けました。

 

3日間、ステロイド薬を大量に点滴する方法が、ステロイドパルス療法です。
具体的には、1gのステロイド薬を、ブドウ糖液250~500mlに溶かしたものを1~2時間かけて点滴で静注していきます。 これを3日間続けていきます。

パルスには「衝撃」という意味があり、大量のステロイド薬を投与する療法は、”劇的な効果を得る” ところからパルス療法と呼ばれています

ステロイドパルス療法とは

 

私はこの治療法のおかげで、1クール目の2日目に昏睡状態から目を覚ますことができました。ステロイドパルスを2クール行い、運動障害に対するリハビリも行いました。(2016年5月にADEM疑いで入院した際もステロイドパルス療法を2クール受けました)

 

また、ステロイドが合わない方やパルス療法後に効果得られなかった場合は、下記の治療をするようです。

ステロイド抵抗性の場合は血漿交換、免疫吸着療法(plasmapheresis) 、免疫グロブリン大量療法(IVIG:intravenous gammaglobulin therapy) があります。その他、解熱剤による体温管理、適正な輸液管理、痙攣抑制、脳圧管理、呼吸管理などの対症療法が必要です。
http://www0.nih.go.jp/vir1/NVL/WhatADEM.htm

 
予後は?

ADEMは予後は比較的良好で、再発の低い疾患であると言われています。私もおそらく再発はしないだろうと言われていました。再発した場合、多発性硬化症など別の疾患である可能性が高くなることでした。

 

多くは単相性の経過をとり、再発はしないと考えられています。全体としての予後は比較的良く、多くの場合、完全に回復します。麻疹後ADEMでは死亡率が10~20%と高く、回復後も重篤な神経学的後遺症を残します。また、感染後ADEMの劇症型で急性出血性白質脳炎(Hurst脳炎)というものがあり、これは症状の進展が速く、重症化します。ステロイドや減圧療法などの治療による生存例もありますが、多くは10日~2週間で死亡します。
http://www0.nih.go.jp/vir1/NVL/WhatADEM.htm

 

私の場合は、ステロイドパルス療法とリハビリのおかげで、障害が残ることなく予後は良好でした。(ただ、今年再発のようなことがあった際も、ADEM疑いで入院でした。それだけADEMは他疾患との鑑別や初期診断がむずかしいようです。) 

 

 

まとめ

今こうしてこの記事を見ている方は、自分あるいは周りにADEMの疑いの方がいて、情報を探している方が多いと思います。とにかく早期発見早期治療が大切です。

 

急性期に速やかに適切に治療を行うことで、障害が残らない可能性は上がると言われています。どんな些細な異変でも異変を感じた時点で、必ず病院に行ってください。(私は後回しにして昏睡状態に陥るほどの痛い目をみました。)


現在入院中の方や家族などが入院している方、必ず元気に治ると信じてあげてください。不安な気持ち、言い表せない感情が襲ってくると思います。私もそうでした。まだまだたくさんやりたいことがある、やらせてあげたいことがあるからこそ、私も家族もとにかく私の身体の力を信じて、明るい未来を想像することで点滴やリハビリを頑張れました。

 

私の経験が少しでも誰かの参考になったら、嬉しいです。

 

 ステロイドパルス療法の副作用についても記事書いてます。

www.can1222.net